CROSS TALK INTERVIEW vol.2

花盛友里×成田玄太 (PERCH)「自分らしく生きるひと。」

流行をちゃんと押さえながら、簡単には流されない。
そんな自分らしさを持ったゲストのありのままの姿を、いま注目の若手写真家・花盛友里が映し出す。

好きなことを続けていたら、いつの間にか仕事になった。

A.Q.編集部:花盛さんがいま気になる人をお招きする企画「A.Q.FOCUS」ですが、2回目のゲストに成田さんを選ばれたのはどういった経緯があったのですか?

花盛(以下H):成田さんのことを知ったのは、1回目のゲストで来てもらったSISTER CHALKBOYサラさんの師匠、CHALKBOYさんのイベントで成田さんがドリンクのケータリングをされていたことがきっかけです。私の中でケータリング=フードのイメージだったんですけど、ドリンクでそれをされているのが珍しくて。しかも見た目も個性的だったので、どんな人なのかなってずっと気になっていたんですよね。

成田(以下N):たしかにドリンクだけのケータリングは少し珍しいかもしれないですね。

H:その辺りの個人活動のことも後から色々お伺いしたいのですが、まずは本職の、成田玄太さんとしての活動について教えてもらってもいいですか?

N:はい。普段はTas Yardというカフェでマネージャーをしています。お店のコンセプトは「男性がひとりでも入れる喫茶店」。気取ってないんだけど、どこか特別感のあるお店づくりを目指しています。ですので、メニューも「みんなが一度は食べたことがある」ものを、こだわりの食材と手間暇で特別な一品に仕上げています。

H:かなりお店づくりにこだわりを持たれているので、本職の方だけでもお忙しいと思うんですが、成田さんはもう1つ、個人的な活動もされていますよね。

N:はい。Perch(ペルチ)という名前で、ドリンクのケータリングやプロデュースをさせてもらっています。

H:仕事のかけもちって大変そうですよね。もともと、どういった経緯で個人活動をされるようになったんですか? あと<Perch>って名前の由来も気になります。すみません、色々と聞いちゃって(笑)。

N:いえいえ、興味を持っていただいてありがとうございます(笑)。ではまずは個人活動の経緯から。もともとヴィンテージものが好きで、古いキッチン用品やコーヒー関係のアイテムを集めていたんです。それがきっかけでコーヒーにこだわり始めて、そのうち知り合いのお店などにコーヒーや軽食をケータリングするようになった、というのがそもそもの始まりですね。

H:今はコーヒーだけでなく、お酒も出されていますよね。

N:はい。その後、色々な人から「お酒はやらないの?」と声をかけていただいて。もともとレストランやバーで働いていてレシピは頭の中に入っていたので、お酒を出すようにもなりました。

H:その個人活動は、会社にはヒミツだったのですか?

N:実はそうなんですよ。最初は趣味の延長だったので、まさかここまでになるとは想像していなくて…。で、これはそろそろ社長に打ち明けないとマズイなと思って、思い切って告白したら「やることやっているんだから、別にいいよ」って。理解のある会社なんです(笑)。

H:<Perch(ペルチ)>という名前は、個人活動のときに使う屋号みたいなものですか?

N:そうですね。<Perch(ペルチ)>はスペイン語で毛布とか、毛のかたまりって意味があるんですが、将来犬を飼ったらその名前にしようと決めていたんです。なぜそれを自分につけたかというと、個人活動をしているときに周りから屋号を決めてくれと言われたことがきっかけです。それで、パッと思いついたのが<Perch>だったと。自分の風貌も犬っぽいからちょうどいいかなって(笑)。

芯を大切にしている人は、何を着ていてもオシャレに見える。

A.Q.編集部:お2人はライフスタイルにもファッションにもこだわりをお持ちだと思うのですが、大切にしている「自分らしさ」を教えてください。

N:ライフスタイルのこだわりで言うと、コーヒーとお酒を毎日飲むことでしょうか。コーヒーは買うこともありますが、なるべく自分で入れるようにしています。お酒は外でも飲みますが、自宅にバーカウンターがあるのでそこで簡単なカクテルを作るのが好きですね。さすがに1人で飲むのにシェーカーまでは振らないですが(笑)。花盛さんはライフスタイルのルーティーンはありますか?

H:自宅で多肉植物とかお花とかを育てているので、その子たちに水をあげるのが習慣になっています。お酒も好きですが、子供が小さくてなかなか外には飲みにいけないので、家でハイボールを作ってよく飲んでいますね。あと、成田さんといえば、ヒゲとスリーピースのスーツがアイコンですが、そのこだわりについても教えてください。

N:実はヒゲは偶然の産物なんです。今から6年前くらいにすごく忙しい時期があって、ヒゲを剃る時間がなくて結構放置していたんです。そうしたらどんどん伸びちゃって。一応社会人だし、どうしようかなって思ったのですが、社長が「それいいじゃん」って言ってくれたり、周りの人もこれで顔を覚えてくれたりで、いいことばかりだったので「よし、このままいこう!」って(笑)。

H:すごく雰囲気にあっていますよね。

N:ありがとうございます。あと、ファッションに関しては、もともとクラシックなスタイルが好きだったんですが若い頃はお金もないですし、スリーピースはなかなか買えなかったんですよね。このスタイルに落ち着いたのは、大人になって少しファッションにお金をかけられるようになってからです。

H:仕事だけじゃなく、休日も同じようなスタイルが多いのですか?

N:そうですね。休日もスリーピースはよく着ます。夏場はシャツにネクタイとかが多いですね。この風貌できちんとした格好をしていると、いい違和感が生まれると思うんですよ。「この人何している人なんだろう?」って。

H:たしかに! 私もそれで気になっちゃいましたから。

N:花盛さんはファッションのこだわりはどうですか?

H:若い頃はデザイン性とかトレンドとかを一番に考えていたんですが、最近は長く着られるものを選ぶようにしています。シンプルな服が今は好きですね。

A.Q.編集部: 今回、成田さんにはA.Q.の服を着て撮影に臨んでいただきましたが、着用されてみての感想をお伺いしても宜しいでしょうか?

N:シンプルなんだけどシルエットや素材にこだわりが見えていいですね。きちんとファッション性がありながらも、誰でも自分のスタイルに取り入れやすい服だと思います。あと、今回履いたパンツは裏起毛で履き心地もいい。そういった着る人のことを考えた服作りにも好感が持てます。

A.Q.編集部: ありがとうございます。では最後に、成田さんが考える「自分らしい人」について教えてください。

N:仕事にもファッションにも共通するのですが、「芯を持っている人」だと思います。たとえば私の仕事ですと、お店ではオーガニックを勧めているのに、私生活ではファストフードやコンビニ弁当ばかりを食べていたとしたら一貫性がないですよね。ファッションも同じで、もちろんTPOや気分で使い分けるのは大事なのですが、根本的な部分で自分らしさを大切にしている人は、おしゃれに見えます。そういう人はトレンドを取り入れても、自然とその人のものになっていくんですよね。

H:なるほど。たしかにトレンドを取り入れているのに、単に流行に乗っているようには見えない人いますよね。

N:そうなんですよ。ムリをせず、好きだからやっていることの方が自然ですし長続きすると思うんです。そんな生き方や考え方が理想ですね。

H:成田さんはすでに、充分自分を持っていらっしゃいますよ(笑)。今後の目標などは決められているのですか?

N:実は、まだあまりオープンにはしていなかったのですが、今年中にランドスケーププロダクツを退職することになっているんです。

H:え!!? そんな重要なことお聞きしちゃっていいんですか!?
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N:隠すことでもないですし、円満退社ですので(笑)。これまでお酒に関してはほぼ独学で学んできたので、本格的な環境でイチから勉強したいという想いが強くなったんです。ですので、一度Barに入って修行する予定です。

H:ストイックですね。その後はご自身のお店を出される予定なのでしょうか。

N:そこまではまだ決まっていないですね。ただ、将来はもちろんそうしたいと思っています。まずは自分のお店を持ち、その後はランドスケーププロダクツのようなチームも作ってみたいという想いもあります。まずはお酒の勉強が第一ですが、今後は色々な活動に取り組んでみたいですね。

H:では、またどこかで一緒にお仕事ができるかもしれませんね。

N:そうですね。A.Q.さんの展示会やイベントで、ブランドをイメージしたドリンクとか作っても面白そうですよね。

H:いいですね! では私はその様子を写真に撮ります(笑)。今日はお忙しいところありがとうございました。

N:こちらこそありがとうございました。今日は色々とお話できて楽しかったです。またお会いしましょう!
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